安全・健康の確保が第一/ごうだ社会保険労務士事務所 合田 弘孝

2018.06.03 【社労士プラザ】

ごうだ社会保険労務士事務所
合田 弘孝 氏

 1968年(昭和43年)12月2日に社会保険労務士法が施行され、今年は社会保険労務士制度創設50周年を迎える。また、この12月2日を全国社会保険労務士会連合会などでは「社労士の日」と定めている。

 社会保険労務士(以下「社労士」という)制度は、複雑化する労働社会保険諸法令の諸手続きや労務管理の相談業務について、事業主や働く人たちのサポートをする国家資格者の制度として創設された。

 節目の年に原点に立ち戻り、制度の目的である社労士法第1条の「労働及び社会保険に関する法令の円滑な実施に寄与するとともに、事業の健全な発達と労働者等の福祉の向上に資すること」を考える良い機会である。

 この50周年を迎える年に国会では、働き方改革の法案が審議されている。

 働き方改革の実行計画には、①非正規雇用の処遇改善、②賃金引上げと労働生産性の向上、③長時間労働の是正、まさに社労士が日頃から取り組んでいる労務管理にかかわるものばかりである。

 また、都道府県労働局などに設置されている「総合労働相談コーナー」での相談件数が平成28年度は8年連続で年間100万件を超えている。

 これらのことからも分かるように、社労士の活躍に期待が持てる。

 元労働基準監督官として最前線で労働相談を受け、培ってきた経験が役に立ち、得意とするところでもある。しかしながら、社労士としての経験の浅い私は、他の社労士の邪魔をしないように、働き方改革を労働安全衛生面からサポートすることとしたい。

 香川県の社労士には、労働安全衛生が得意な人がほとんどおらず、ニッチ分野である。

 労働災害を発生させないこと、つまり、怪我や病気をさせないような職場環境は、究極の労働条件といえる。過労死などが働き方改革のきっかけとなっている。

 「安心して働くことができる職場の実現」をめざすのが、今年からスタートした第13次労働災害防止計画である。朝、元気で出勤した家族が無事に帰って来ないなどということは、あってはならない。

 このように「働き方改革」をきっかけにして、いろいろな視点から問題点を克服するためにはどのような働き方が良いのかを考えることが大事である。

 元労働基準監督官の社労士として、働く人の安全と健康を守ることを労働条件の第一に考え、臨機応変に対応していきたい。

ごうだ社会保険労務士事務所 合田 弘孝【香川】

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掲載 : 労働新聞 平成30年6月4日第3163号10面

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