労働経済動向調査(令和5年2月)の概況―正社員等労働者、パートタイム労働者ともに引き続き人手不足(厚労省)

2023.03.27 【労働行政最新情報】
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 厚生労働省では、令和5年3月24日、労働経済動向調査(令和5年2月)の結果を取りまとめ、公表した。

 調査結果のポイントは以下の通り。

1 生産・売上額等判断 D.I.は、7ポイント上昇して2期ぶりのプラス(令和5年1~3月実績見込)

(1)生産・売上額等判断D.I.(「増加」-「減少」) 

・調査産業計 +4ポイント(前期実績見込:△3ポイント)
・産業別 「生活関連サービス業,娯楽業」(+26)、「学術研究,専門・技術サービス業」(+19)などでプラスとなる
 一方、「建設業」(△1)でマイナス

(2)所定外労働時間判断D.I.(「増加」-「減少」)

・調査産業計 +4ポイント(前期実績見込:+2ポイント)
・産業別 「学術研究,専門・技術サービス業」(+23)、「生活関連サービス業,娯楽業」(+15)などでプラス

(3)雇用判断D.I.(「増加」-「減少」) 

・調査産業計 正社員等雇用 +4ポイント、 パートタイム雇用 +2ポイント
・産業別 正社員等雇用 「学術研究,専門・技術サービス業」(+13)、「情報通信業」(+12)などでプラス
 パートタイム雇用 「宿泊業,飲食サービス業」(+20)などでプラス

2 正社員等、パートタイム労働者ともに、「不足」とする事業所割合が引き続き多い(令和5年2月1日現在)

○ 労働者過不足判断D.I.(「不足」-「過剰」) 
・正社員等労働者(調査産業計) +46 ポイント(47 期連続で不足超過)
・パートタイム労働者(調査産業計) +31 ポイント(54 期連続で不足超過)

3 令和5年新規学卒者の「採用計画・採用予定がある」事業所割合は、各学歴で前年を上回った(令和5年2月1日現在)

○ 令和5年新規学卒者の「採用計画・採用予定がある」事業所の割合を学歴別にみると、調査産業計では、高校卒44%(40%)、高専・短大卒32%(29%)、大学卒(文科系)43%(38%)、大学卒(理科系)43%(39%)、大学院卒26%(23%)、専修学校卒25%(21%)となり、各学歴で前年同期を上回った。

 「D.I.(Diffusion Index:ディフュージョン・インデックス)」とは、変化の方向性を表す指標である。

(1)「生産・売上額等判断D.I.」、「所定外労働時間判断D.I.」、「雇用判断D.I.」は、当該期(間末)を前期(間末)と比べて「増加」と回答した事業所の割合から「減少」と回答した事業所の割合を差し引いた値である。なお、これらの値には季節による変動があるため、季節調整を行っている。これらの判断D.I.がプラスであれば、前期(間末)よりも増加させた事業所が多いことを示す。

(2)「労働者過不足判断D.I.」は、調査時点において、労働者が「不足」と回答した事業所の割合から「過剰」と回答した事業所の割合を差し引いた値である。この判断D.I.がプラスであれば、人手不足と感じている事業所が多いことを示す。

▼詳しくはこちらをご覧ください。

労働経済動向調査(令和5年2月)の概況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/keizai/2302/

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