『転倒災害』の労働関連コラム

2023.12.28 【送検記事】
「死傷病報告」の未提出 トンネル工事業者が今年2度目の書類送検 須崎労基署

 高知・須崎労働基準監督署は、労働者死傷病報告を提出しなかったとして、成豊建設㈱(東京都渋谷区)と同社作業所長を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の疑いで高知地検に書類送検した。令和4年3月に発生した労働災害について、遅滞なく労働者死傷病報告を提出しなかった疑い。  労災は、四万十町のトンネル工事現場で発生した。労働者が転倒し、巻き込……[続きを読む]

2023.11.28 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】冬季の転倒災害防止対策を

 令和5年もあっという間に12月を迎えた。これから年末年始にかけて何かと慌ただしい時期となる。この時期は、納期や工期の設定が多く、時間に追われる状況になる。心理的にも余裕がなくなるので「慌て」「焦り」などが原因によるヒューマンエラーに注意したいところだ。大掃除や設備などの一斉点検、修理などで脚立を使用する作業や非定常作業など、普段以上に配……[続きを読む]

2023.10.16 【監督指導動向】
「若手育成への主体性」が上がる効果も 受賞企業がパネル 高齢者雇用の表彰式で 厚労省・JEED

 厚生労働省と高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)は10月6日、令和5年度「高年齢者活躍企業コンテスト」の受賞企業を集めて表彰式ならびに表彰企業によるパネルディスカッションを開催した(写真)。厚生労働大臣表彰の最優秀賞に輝いた㈲小川商店(島根県大田市、石油・食品などの小売業および運輸業)のほか、同・優秀賞の社会福祉法人フェニックス(……[続きを読む]

2023.06.27 【書評】
【安全衛生・お薦めの一冊】『高年齢労働者のための転倒・転落事故防止マニュアル』

予防へ向け研究者が叡智  超高齢社会になった日本。労働現場では、高年齢労働者の災害防止が喫緊の課題になっており、特に転倒については、国を挙げて事故を撲滅するために取り組んでいるところだ。  本書は転倒予防の実践と研究に従事してきた医師、理学療法士、弁護士、社会保険労務士などが参画し、編集・制作したもの。「今、増えている高年齢労働者の労災と……[続きを読む]

2023.06.01 【主張】
【主張】災害発生要因の分析急務

 厚生労働省は労働安全衛生規則を改正し、労働災害死傷病報告を電子申請で行うよう事業者に義務付ける方針だ(=関連記事)。デジタル技術の活用によって、災害の発生状況・要因の的確な把握を進めるという。  労働災害をめぐっては、死傷者数が直近10年程度において増加傾向にあり、令和4年は過去20年で最多を更新した。電子申請化を通じた災害状況の把握お……[続きを読む]

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