【安全衛生・お薦めの一冊】『高年齢労働者のための転倒・転落事故防止マニュアル』

2023.06.27 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

予防へ向け研究者が叡智

 超高齢社会になった日本。労働現場では、高年齢労働者の災害防止が喫緊の課題になっており、特に転倒については、国を挙げて事故を撲滅するために取り組んでいるところだ。

 本書は転倒予防の実践と研究に従事してきた医師、理学療法士、弁護士、社会保険労務士などが参画し、編集・制作したもの。「今、増えている高年齢労働者の労災としての転倒・転落事故の現況」「職場における高年齢労働者転倒・転落事故防止マニュアル」「職場全体で事故防止に取り組む」「データによる分析と今後の課題」「多職種の視点」の全5章で構成している。

 一例を挙げると、事故を防ぐ基本的対応として、危ない箇所の「見える化」を求めており、意思とは関係なく目に入る仕組みをつくることが大切という。

 また、事故を減らすための企業の好事例も掲載。転倒防止へ足腰ストレッチを行っている安全衛生活動などを写真入りで分かりやすく紹介している。

(日本転倒予防学会監修、新興医学出版社刊、TEL:03-3816-2853、B5判、税込み4840円)

Amazonで購入する 楽天ブックスで購入する

関連キーワード:
2023年7月1日第2429号 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。