【安全衛生・お薦めの一冊】『元レスキュー隊員がみた最近の労災事故 事例から学ぶヒューマンエラーの予防策』

2021.09.28 【書評】
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事故の裏側に「こんなこと」

 消防本部やレスキュー隊で長年働いてきた著者が、さまざまな事故・労働災害を分析。死亡災害を中心に墜落・転落、重機、酸欠、爆発など35の事例から得た教訓や対策、持つべき安全意識を示している。

 労働災害の多くは、「こんなことで」と思うような些細な不安全行動から発生しているという。安全帯をかける場所がなかったので使わなかった、ショベルのバケット近くで作業をしていた、機械を動かしたまま手を出した、そうした事例を紐解き、安全思考を考え直すきっかけをつくる。

 筆者は、いつ危険な状況が発生しても良いように、作業位置や退避場所を決めるなどの「養生」を忘れてはならないと指摘する。人や重機に力が入る作業は、「ずっこけ」を想定した「こけ養生」を考える危険予知が重要とした。

 レスキュー経験に裏打ちされたアドバイスを安全作業に生かしたい。

(藤田英男著、労働新聞社刊、TEL:03-5926-6888、A5判、128ページ、税込1320円)

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2021年10月1日第2387号 掲載

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