【今週の労務書】『Q&Aとストーリーで学ぶ コロナ恐慌後も生き残るための労働条件変更・人員整理の実務』

2020.12.05 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

実態伴う態勢の変更を

 コロナ禍にあっても企業が廃業を回避、労働者の雇用維持を図るための指針を示したのが本書。労働条件や就業規則の変更などについてQ&A方式で解説している。

 コロナによって業績が悪化し、人件費削減のために時間外・深夜労働の禁止を考えているケースでは、実際の判例を基に対応策を紹介。形式的に禁止しているだけの場合、従業員が命令を無視して時間外労働を行っていたとしても、労働時間に換算されると判示していることを挙げた。業務量の調整や引継ぎなど、実態として時間外・深夜労働をさせない態勢を整える必要があると注意している。

 本書の後半ではストーリー仕立てで整理解雇までの流れを例示し、個人面談時の留意点などを解説している。

 (岡崎教行、高津陽介、小池史織共著、日本法令刊、TEL:03-6858-6966、2300円+税)

Amazonで購入する 楽天ブックスで購入する

令和2年12月14日第3284号16面 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。