【今週の労務書】『6ヶ月間で人事制度改革が実現できる デフレ時代の「人事評価・賃金制度」の作り方』

2012.10.01 【書評】
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総額維持も優秀者厚遇

 本書は、右肩上がりの成長を前提にした旧来のシステムの限界を指摘したうえで、「総額人件費は上げられない」でも「優秀な社員の賃金は上げたい」というテーマの実現をめざす。半年間で制度改定を行うためのマニュアルとして、月ごとに取り組む内容を順に紹介している。

 基本となる設計は、職種別の格付けに洗替え方式の給与体系であり、評価格差はもちろん、管理職や営業職、技術職などの職種区分の違いも踏まえ、人件費を効果的に配分する手法を勧める。固定費の低減策として業績連動型賞与やポイント制退職金への移行を提案するほか、営業部門向けの業績給(出来高払い制)についても解説。近年取り組まれてきた各種ポイントを押さえ、奇をてらわずにシンプルな仕組みを示している。

(森中謙介、山口俊一 著、中央経済社 刊、TEL:03-3293-3381、2400円+税)

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平成24年10月1日第2891号16面 掲載

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