【今週の労務書】『日本一元気な現場から学ぶ 積極的障がい者雇用のススメ』

2016.11.12 【書評】

互いの立場をよく知る

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 法改正等による法定雇用率の上昇や配慮義務の多様化・細分化に対応を迫られる企業も多い中、福岡で就労継続支援A型の事業所を運営する著者は「障害者はビジネス上の戦力」とし、積極的に取り組むべきと提言する。

 障害者を雇用する企業、一般就労を目指す障害者、間を取り持ち能力向上と生産活動の機会を提供する支援施設それぞれの立場から、望ましい雇用のためにはどうした視点が必要かを説いている。三者が相手の事情を知ることは、円滑な障害者雇用の実現と定着に資すると思われる。

 著者の事業として、これまで福祉とはあまりなじみのない業種との協業の例も紹介されており、「攻め」の障害者雇用を考えるうえでも参考になる。

(賀村研著、good.book刊、TEL:03-5770-5869、1200円+税)

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掲載 : 労働新聞 平成28年11月7日第3087号16面

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