【今週の労務書】『外食ビジネス 人材活用15のポイント 人手不足は仕事の「見える化」で解消!』

2018.10.06 【書評】

採用難なら時短推進を

 不況下に低コスト戦略を発展させてきた外食業界は、以前にも増して人と時間のやり繰りに追われている。飲食業専門のコンサルタントによる本書は、解決のヒントを人材活用の面から探っていく。型通りの人手確保指南にとどまらず、発想の転換を迫る内容には目から鱗が落ちる。

 たとえば採用戦略では、ハローワークの効果的な活用を推奨。改めて投資0円の価値を説きつつも、求人票にカラー画像を載せられることや、職員を介して条件に合う求職者へアプローチする裏技を紹介する。一方で採用が困難なら店舗全体の労働時間を見直すべきとし、非生産時間を減らす短時間正社員化や作業の外注化を促す。初めから刻んだネギを仕入れれば良いといった視点は、働き方改革にもつながっている。

 (中武篤史著、同友館刊、TEL:03-3813-3966、1800円+税)

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掲載 : 労働新聞 平成30年10月8日第3179号16面

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