【人材ビジネス交差点】お見合い型から恋愛型採用へ/㈱ビー・スタイル 代表取締役 三原 邦彦

2012.03.26 【人材ビジネス交差点】
  • TL
  • ツイート
  • シェア
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

  • コメント

 新卒採用はシーズン真っ只中であるが、新卒採用には大きなデメリットがあることをご存知だろうか。

 デメリットは2点。1つ目は、採用時期が決まっていること。採用が順調にいったとしても、入社するのは翌年の4月だ。その間に社内人員を調整し、受入れ態勢を整えておかなければならないが、人員調整は、必ずしもこちらの思惑どおりに進まない。

 そして2つ目のデメリット。それは採用効率の悪さだ。某企業では3人採用するために150人の応募が必要とのこと。その後の面接を経て、75→40→10人と絞り込んでいく。最終的に採用者3人が決定するまでの間、実に125回もの面接を行うことになる。試算によると、面接に費やした人件費だけで31万2500円。このほかに募集広告費や周辺事務の人件費、場合によっては面接交通費などもかかる。さらに問題なのは「面接番長」の存在だ。面接の評価が高く、大いに期待されて入社したにもかかわらず、実務で全く成果が出せずに早期に辞めてしまう。採用に費やしたコストを考えると非効率極まりない。

 当社では早くからこういった声をキャッチし、決して失敗しない採用手法を開発した。Re‐ing(リー・イング)と名付けたそのサービスは、いわば社会人インターンである。2年前から試行的に実施し、今年、本格的に事業をスタートさせた。最長3年の派遣期間をインターンシップ期間と位置付け、当社にて教育・研修を施しながら社員登用をめざす仕組みだ。

 人の本当の能力は、働かせてみないと分からない。今までの面接採用がお見合い型だとすると、社会人インターンは恋愛型の採用手法だといえる。恋愛期間を経て結婚することで、ミスマッチが生じなくなる。

 社会人インターンを通じて社員に登用される確率は70%を超える。昨今、採用しても3年で30%が退職するといわれており、採用から3年を経過して社員として残る確率は、社会人インターンを経て採用される確率と変わらない。決定的に異なるのは、採用に至るまでの手間とコスト、そして採用リスクがない点である。Re‐ingは、これからの日本の採用を変えるサービスだと自負している。

筆者:㈱ビー・スタイル 代表取締役 三原 邦彦

平成24年3月26日第2866号10面 掲載

あわせて読みたい

ページトップ