大型台風の復旧工事での労災に警戒を 土砂崩壊防止など呼び掛ける 北海道労働局

2016.09.27 【監督指導動向】
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 北海道労働局は、異例のコースを辿り直撃した台風の影響による災害復旧工事を施工する事業主に対して、労働災害防止に向けたリーフレットを緊急発出した。土砂崩壊、建設機械を原因する災害などの防止を強く訴えている。

 リーフレット上部には巨大な字で、「地山に緩みが生じているおそれのある箇所での土砂崩壊災害、がれき処理作業による労働災害等の発生が懸念されます」とアナウンス。該当作業に従事する際の安全対策を示した。

 土砂崩壊防止に向けては、①地山の掘削を伴う工事の施工の際には、作業箇所を事前に十分に調査したうえで作業計画を立てる、②掘削作業を行う際は点検者を指名し、通常の場合よりも頻繁に点検を行うことで、早期に異常を発見できるよう努める、③土砂崩壊のおそれのある場合には土留め支保工を講じる――といった具体的な対策を指示した。

 建設機械などを使用した際における労災防止に向けては、①作業開始前に綿密なミーティングを実施する、②車両系建設機械を使用する際は、作業計画を策定し、誘導員を配置することで接触防止を徹底する、③建築物等の解体を行う場合には、機械運転者以外を立ち入らせないことを徹底するとともに、運転者に対して物体の飛来防止措置を講じる――などを励行するよう求めている。

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