【今週の労務書】『「多様な働き方」を実現する役割等級人事制度』

2016.09.24 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

労働生産性向上にも効果

Amazonにリンクします

 役割等級制度の導入を前提に、短時間勤務制度など「多様な働き方」を実現するための方法を中小企業向けに解説したのが本書。賃金コストが上昇したり少子高齢化などで人手不足が一層深刻化している今日、人材を育成し労働生産性を上げるためにも役割等級制度が必要と訴える。

 役割等級制度の導入手順を丁寧に解説。とくに役割基準書を作成するための仕事の洗い出し方に重きを置き、そのために有用なツールも紹介する。たとえば、業務の流れと各業務の具体的な行動を分析するためのプロセス展開図などである。

 また、事例紹介に全体の半分近くページを割いて理解度を高めているほか、賃金規定や在宅勤務規定のサンプルも掲載している。

(西村聡、山岡美由紀著、日本法令刊、TEL:03-6858-6967、2200円+税)

平成28年9月19日第3081号16面 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。