【ひのみやぐら】心の問題解決へ新番組

2019.02.25 【ひのみやぐら】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

 現代はストレス社会――心を病む社員が増え、自殺に至ってしまうという悲しい報道が後を絶たない。こうしたニュースが影響してか、中小企業の経営者にも、メンタルヘルス対策の重要性が随分高まったといえる。

 意識が高揚している一方で、実際に取組みを図ろうとするものの「何から手をつけていいのか分からない」という言葉をよく耳にする。メンタルヘルス対策というのは本当に幅が広く、ストレスチェックや職場復帰支援プログラム、「セルフケア」「ラインによるケア」などの4つのケアなどさまざまな施策が挙げられる。優先順位の判断がつかないまま、結局、挫けてしまうケースも少なくない。また、管理職を対象に研修を開催しても1回きりになってしまい、継続性に欠けてしまうという問題を抱える事業場も多いようだ。せっかく高まった意識は持続させていかなければ、何とももったいない。

 弊社では、日常業務で忙しいがメンタルヘルスをもっと知りたいとする管理職向けに「 これで解決!シゴトとココロの問題 」と題する番組をホームページ上で配信している。法政大学の廣川進教授が職場で実際に起こりそうな問題に対して、解説するとともに、絶対に行ってはいけない〝NG〟を指摘する。

 すでに「50代社員が異動後診断書」「若手社員が異常な言動」「上司がLINEで部下を管理?」「同僚の煙草臭で会社に直訴」の4タイトルが配信。いずれも身近なテーマが特徴で、廣川教授の語り口調が分かりやすい。「50代社員が異動後診断書」では、営業からマーケティング部に異動した50代の男性Aさんが市場分析などを担当することになったもののパソコンに弱く、ある日「抑うつ状態」になったとの診断書を出してきたというもの。

 廣川教授は、「会社に長く勤めていたら、こうしたことは誰にでも起こり得ること…そう考えると、Aさんへの対応、接し方が少し優しく丁寧になってくると思います」とポイントを解説している。診断書に「休養を要す」とあるのに休ませないのはNGという。

 各タイトル5分程度なので、時間の許すときに視聴いただければ幸い。

平成31年3月1日第2325号 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。