【ひのみやぐら】ウイズコロナへ踏み出す年に

2021.01.05 【社説】
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 新年を迎え心新たに労働災害防止活動に取り組みたいところだが、いまだ新型コロナウイルスは収束の気配さえみせない。先行きが不透明なため、どうしても不安要素が残るが、手をこまねいているわけにもいかない。せめてもの幸いといえるのが、昨年2月以来のコロナ禍でこのウイルスの性質が多少なりとも分かってきたことだ。してはいけないこと、対策の立て方は判明しており、ウイズコロナ、アフターコロナ時代に向けて踏み出すための年になるのではなかろうか。

 昨年は、感染予防のために人が集まる研修会やイベントなどが軒並み中止や人数制限といった規模縮小を余儀なくされた。一方で、労働災害防止に関する問題は山積みとなっている。小売、社会福祉施設、飲食店といった三次産業では災害件数が増えており、年々進む労働者の高年齢化への対策も待ったなしだ。メンタルヘルスの面では「コロナうつ」やテレワークが影響するストレスも深刻といえよう。本年は、まず積み残しとなっている昨年からの課題解決を果たしていく必要がある。もちろん、人が集まる密な状態はつくれないから、手法としてはオンラインやオンライン併用型の対策になるだろう。

 今号は新春特別企画として中災防の八牧暢行理事長に令和3年の安全衛生について展望をインタビューしているが、窮状の打開策はオンラインにあるとしている。コロナ禍以降、ズームなどのリモートによる会議などが盛んに行われるようになった。今年は、さまざまな場面でインターネットを活用した安全衛生の意識啓発がさらに進むようになるのではないか。

 行政では、ネットコンテンツを充実させていく動きがあり、例えば東京労働局では、ホームページ上で「リスクアセスメント」と「安全衛生管理」についてWEB教材を作成している(2020年12月15日号)。千葉労働局では、安全衛生の知識を得るためのゲーム形式コンテンツ「ZERO SAI QUEST 千葉 2020-2021」を令和3年1月15日まで行う。

 感染者がゼロになる日は当分、訪れることはなさそうだ。新しい行動様式に覚悟を決め、課題を解決していきたい。

2021年1月1日第2369号 掲載

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