【安全衛生・お薦めの一冊】『労働災害を防ぐ「しつけ」のすすめ』

2018.08.27 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

職場でのルールを示す

 整理・整頓・清掃・清潔、躾の頭文字をとった5S。日本では躾を重視している企業が少なくなく、職場の安全管理の基本として大きな成果を上げている。本書は半世紀にわたり安全衛生に携わってきた著者の経験から、企業で行われている「躾」について共通ルールをまとめたもの。

 通路の取扱い、階段の使い方、エレベータの使い方、服装のルール、トイレの使い方など職場施設の利用の仕方から仕事の始めに行うべきこと、保護具の着用など作業をするうえで守るべき事項などを示している。例えばエレベータの使い方では、「できる限りグループごとに乗る」と指示。同じ目的を共有している人たちが一緒に移動したほうが企業活動はスムーズになると解説している。

 躾は安全管理だけでなく、効率性、生産性の向上にもつながる。本書からノウハウを習得し、職場に役立てたい。

 (東内一明著、労働新聞社刊、TEL:03-3956-3151、A5判、92ページ、800円+税)

弊社サイトで購入する

関連キーワード:
平成30年9月1日第2313号 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。