【安全衛生・お薦めの一冊】『建設業におけるアーク溶接等作業の安全(特別教育用テキスト)』

2014.11.01 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

日常の安全教育にも

建災防サイトにリンクします

 金属の溶接、溶断など幅広く作業が行われているアーク溶接。本書は特別教育用テキストとして作成されたものだ。アーク溶接に関する基礎知識や作業方法についてイラスト、図、写真をふんだんに使い解説している。

 例えば、アーク溶接時に懸念される災害として感電があげられるが、災害防止対策を具体的に項目で指摘している。

 溶接の作業前には、①感電を避けるため帯電部に触れない、②ケーブルを身体または身体の一部に巻き付けない、③水濡れしているホルダやトーチを使用しない――などの注意点を分かりやすく示している。

 リスクアセスメントや災害事例も紹介。「雨の中でアーク溶接中、感電した」「アーク火花により火傷した」などの事例は状況、原因、対策を詳細に解説しており、日常の安全衛生教育で活用できる。

(建設業労働災害防止協会刊、TEL:03-3453-3391、B5判、154ページ、900円+税)

平成26年11月1日第2221号 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。