半数以上が法違反 シリカ取扱い事業場への監督結果 多治見労基署

2017.10.13 【監督指導動向】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

 岐阜・多治見労働基準監督署は、じん肺などの原因となるシリカ取扱い事業場に対して実施した監督指導結果を明らかにした。半数以上の事業場で、作業環境測定などに関する違反が発覚している。

 同労基署は、作業環境測定などを怠った結果、労働者3人をじん肺に罹患させた事業者を書類送検している(関連記事=労働者3人が「じん肺」に罹患 1人は死亡 シリカパウダー製造会社を送検)。送検と時期を同じくして、窯業を営む事業場に対してシリカなどを取り扱っているかを尋ねる通信調査を実施していた。

 29年4月以降、通信調査を基に監督指導を28事業場に対して行ったところ、半数以上に相当する57.1%の事業場で作業環境測定・局所排気装置・防じんマスクの使用・じん肺健診などに関する労働安全衛生法関係違反が発覚している。

 こうした結果を踏まえ、9月8日には恵那労基署と合同でじん肺予防に向けた講習会も実施。今後も重大悪質な法違反を行う事業場に対して司法処分を下すなど、厳正な対応をしていく方針だ。

関連キーワード:

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。