【今週の労務書】『アジアの労使関係と労働法』

2015.10.12 【書評】

実務で使える”現地目線”

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 経済成長が続くアジアの、とりわけ西アジアを除く15カ国に焦点を当てて、現地の労使関係や各国の労働法制などを紹介するのが本書。

 ILO活動に精通し、現地に滞在して見聞を広めた著者ならではの解説は実務性に優れ、各国の歴史的背景も同時に学べる本書が手元にあると何かと使える。

 およそ1500社の日系企業が進出したインドネシアを皮切りに、最低賃金の引上げが大きな論点になっているカンボジア、輸出主導の途上国型から内需型経済への転換を図ろうとしているタイ、2020年の先進国入りをめざすマレーシアなど、労働の側面から各国の課題などを浮き彫りにしていく。

 ”現地目線”の解説が現場の理解を深めてくれる1冊。

(熊谷謙一著、日本生産性本部生産性労働情報センター刊、TEL:03-3467-7252、2000円+税)

掲載 : 労働新聞 平成27年10月12日第3036号16面

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