【今週の労務書】『モテる会社の人事のしくみ 給料で社員は口説けない!』

2017.09.16 【書評】

“ミッション”が重要

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 賃金制度設計に関するいわゆるハウツー本ではなく、そもそも人が働いたり、そのパフォーマンスを上げたりする背景や動機に迫ることで、読者諸兄が携わる人事施策に役立ててもらうのが本書の目的である。世界中の学者がこれまでに手掛けた「人の行動」に関する様ざまな実験結果を随所に引用するスタイルを採り、お金という報酬が必ずしも社員の望ましい行動を誘えないことを教える。接客マニュアルを持たないスターバックスの成功理由なども明らかにしながら、必要なのは「ミッション」であり、会社の「理念」や「意義」だと説いていく。

 「働き甲斐」といっては野暮ったいが、会社の存在意義を社員に共感させられるか否かが決定的な違いを生むことが分かる。

(髙山正著、税務経理協会刊、TEL:03-3953-3325、1900円+税)

掲載 : 労働新聞 平成29年9月18日第3129号16面

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