【今週の労務書】『新標準の人事評価 人が育って定着する〈二軸〉評価制度の考え方・つくり方』

2022.08.27 【書評】
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中小零細企業で効果大

 筆者が主に中小零細企業に向けて考案した「マトリクス人財育成制度」は、専門能力の高さと管理能力の高さの両面から、個人の評価・等級への格付けを行うもの。

 一方、これらの能力を総合的に評価する一軸評価の下では、「全員が管理職をめざす」ことが前提になっており、中小零細企業には向かないと指摘。タテ軸を技術力、ヨコ軸を組織力とする「Lポジション」の導入を勧める。

 たとえば、卓越した技術を持つが、コミュニケーションを苦手とする社員を評価する場合、タテ軸は高くなり、ヨコ軸は低くなる。自分よりタテ軸が低い社員が管理職に登用されても、本人はヨコ軸を根拠に納得感を得られるため、モチベーション低下を防ぐ効果が見込める。

(安中繁著 日本実業出版社刊 税込2420円、TEL:03-3268-5161)

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