【今週の労務書】『人事評価データの分析入門』

2023.06.24 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

基準のあいまいさ解消

 本書では、抽象的になりがちな人事評価基準の課題解消に向け、評価データを分析することで制度の運用状況を検証するよう勧めている。架空の金融機関をモデルに、Excelを用いた分析方法を解説。営業店舗の課長の評価データを模擬分析している。

 モデル機関の評価体系は、「業績考課」、「プロセス考課」、「能力考課」の3つで構成している。たとえば、プロセス考課の評価項目のなかに「チャレンジ」と「主体性」、能力考課の評価項目のなかに「業務知識」と「交渉力」があるなど、各考課内で似た項目が含まれているとした。項目間の明確な違いがないため、評価者が違いを認識できるよう項目を統一するなど、再設計の方向性を示した。

(東狐 貴一 著、日本生産性本部 生産性労働情報センター 刊、税込1320円、TEL:03-3511-4007)

Amazonで購入する 楽天ブックスで購入する

関連キーワード:
令和5年6月26日第3406号16面 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。