サイロ内で2人が生き埋めに 安全帯使用させなかった設備工事業者を送検 奈良労基署

2022.05.28 【送検記事】
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 奈良労働基準監督署は、サイロ内の砕石に埋没する可能性があったにもかかわらず、安全帯を使用させるなどの危険防止措置を怠ったとして、生コンプラント等設備工事業の㈱タケイ(兵庫県西宮市)と同社代表取締役を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで奈良地検に書類送検した。令和3年12月14日に、同代表と同社労働者の計2人が、サイロ内に堆積していた砕石に埋没し、窒息死する労働災害が発生していた。

 労災は奈良県生駒市の生コンクリート製造会社敷地内にある直径6.9メートル、高さ11.7メートルの貯蔵用サイロ内で起こった。死亡した2人は内壁にタラップを取り付けるため、床面から5~11メートルほど堆積した砕石の上に立っていた。中央に仮置きしていたタラップが…

【令和4年2月25日送検】

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