【今週の労務書】『三井物産が変える人材採用』

2021.12.11 【書評】
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「合宿選考」で見極め

 人材を獲得するに当たり、30分の面接を3回実施するだけで何が分かるのか――三井物産が、そのような問題意識に端を発して行った採用プロセスの変革を自ら開陳した。各施策は、全体的に大企業ならではの部分が多いのは否めない。しかし、「獲得した原石を磨き上げ、戦力化する」との考えはメンバーシップ型そのもので、同様の方針に基づいて人事施策を展開する企業にとっては、規模の大小を問わず有用な一冊といえる。

 取組みの中心となるのは、2泊3日の合宿選考だ。プロの俳優がクレーマーを演じ、参加した学生が社員になり切って対応するロールプレイングなどを通じて、「素の姿」を見極めようとしている。メリットとして、忍耐力に秀でた人材を発見できるなどと指摘した。

 (三井物産㈱人事総務部著、弘文堂刊、TEL:03-3294-4801、税込み1320円)

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令和3年12月20日第3333号16面 掲載

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