【今週の労務書】『社長は労務トラブルをこう防げ』

2012.02.20 【書評】
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“3つのルール”実践を

 本書は、労務トラブルを防止し社員のやる気を高めるための中小企業向け「労務リスクマネジメント」の手引書である。

 対策立案の基本となる“3つのルール”を示した。

 ルール1は「『労働時間はコスト』と認識せよ」。未払い残業の危険性を示し、法令に基づく「システム化」と、労働時間管理の透明性を高める「見える化」の方法を解説。

 ルール2は「社員一人ひとりの顔をちゃんと見よ」。社員とのコミュニケーションを重視することとコンプライアンス上の対策を同時に行うことが必要としている。

 ルール3は「『社員の安全と健康が利益を生む』と理解せよ」。全員参加の安全会議の実施、会議の議論を独自チェックリストに落とし込むなどの具体策を例示しており参考になる。

(須田敏裕 著、日本実業出版社 刊、TEL:03-3814-5161、1500円+税)

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平成24年2月20日第2861号16面 掲載

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