『リスクマネジメント』の労働関連コラム

2023.12.12 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】教育は企業発展の重要施策

 中災防は、労働者の安全と健康を守るうえで中核となる教育の重要性を啓発するため「安全衛生教育促進運動」を今年12月1日から来年4月30日まで展開しているところだ。同運動は平成25年度から取り組まれており、教育・研修の対象者が増える年度初めに、計画的に準備を進めて着実に実施するよう求めている。  安全衛生教育がなぜ必要か、素朴な視点で考えて……[続きを読む]

2020.07.25 【書評】
【今週の労務書】『管理監督者・人事労務担当者・産業医のための労働災害リスクマネジメントの実務』

立場ごとの対応を明示  本書は、業務上のケガ・病気のほか、長時間労働やメンタルヘルス不調、パワーハラスメントが発生した際に採るべき対応と再発防止などの予防措置を解説したもの。管理監督者、人事労務担当者、産業医それぞれの実施事項を明示しているのが特長だ。  業務上のケガ・病気については、裁判例を引用しながら、機械設備の危険防止や墜落・転落の……[続きを読む]

2020.07.11 【弁護士による労務エッセー】
マイカー通勤・業務使用に関するリスクマネジメントのポイント/弁護士 古屋 文和

1 はじめに  私は、日々、経営者の方々からご相談を受けて、労務を中心に、経営に関するリスクマネジメントを行っています。  リスクマネジメントの第一歩として、私が必ず確認をするポイントがあります。それは、マイカー通勤及び業務使用についてのリスクマネジメントです。  実際に経営者の方々に確認してみると、意外にも、入社時に免許証や保険証券を確……[続きを読む]

2019.06.25 【書評】
【安全衛生・お薦めの一冊】『安全・健康・環境におけるトップの覚悟と役割 リスクベースで取り組む安全操業』

リスクベースの思考法を  労働安全衛生マネジメントシステムを法令に取り込んで以降、わずかながら事故・災害防止の後追い行政に改善が見られる日本。しかし、実際に事故や災害が起きてからでないと法令などの見直しに着手できない構造は旧態依然のままである。  いざ災害が起きれば大災害につながりかねない石油・化学プラントの保安分野で長年働いてきた2人が……[続きを読む]

2019.05.25 【書評】
【今週の労務書】『安全・健康・環境におけるトップの覚悟と役割 リスクベースで取り組む安全操業』

米国の経験から学ぶ  本書は昨年、横浜市で開催された全国産業安全衛生大会で好評だったJXTGホールディングスの武藤潤副社長の講演を書籍化したもの。米国石油メジャーで経験した安全操業実現への手法や考え方と経営トップの覚悟を紹介している。  日本の産業現場では「リスクはあってはならない」とする風潮がある。一方、米国では「リスクは起こるもの」と……[続きを読む]

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