失敗恐れずSDGsに貢献/社会保険労務士法人 村松事務所 代表社員 村松 貴通

2019.12.22 【社労士プラザ】
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社会保険労務士法人 村松事務所 代表社員 村松 貴通 氏

 やらまいか!――失敗を恐れずチャレンジしてみようという精神のことである。私が開業する静岡県西部地域には、スズキ・ヤマハ・河合楽器などの大企業だけではなく「やらまいか企業」がたくさん存在する。38歳から2年間、経営大学院で学びMBAを取得した。授業では、多くの大企業の事例を研究したが、情熱や勢い・斬新なアイデアなど、「やらまいか企業」は決して大企業に負けていないことが分かった。

 私は25歳のときに開業し、2年間で飛込み営業1万件をこなすなかで、多くの中小企業の生現場を目撃した。30歳のときには人事コンサルティング会社も立ち上げた。

 今年で開業18年目になるが、今では年間3000件以上の経営相談をこなし、顧問先は個人事業主・ベンチャー企業から上場企業まで約300社、スタッフ25人ほどの事務所を経営しているので、私自身として労務管理の難しさ、経営者の気持ちはよく理解している。

 国連が推し進めているSDGs(持続可能な開発目標)は、社会保険労務士が使命感を持って取り組むべきテーマだと考えている。働きがいの創出や働きやすい職場環境の醸成は、正に社会保険労務士の専門分野である。

 「社員一人ひとりが働きがいを感じる職場づくり」や「ゆとりある生活から社員の人間力向上を図る」など、今後、日本社会が労務管理の分野で真剣に取り組んでいかざるを得ない「働き方改革」とは、SDGsの理念と同じなのである。同一労働同一賃金・残業時間削減・女性活躍推進・高齢者の活用・外国人労働者の増加・人材育成・健康経営など、社会保険労務士としてSDGsの目標に多岐にわたりかかわることができる。むしろ、社会保険労務士だからこそ、SDGsの多様な目標に貢献できるのである。

 弊事務所では、数年前から中小企業に対するホワイト企業認定に取り組んでいる。労働力人口が今後ますます減少するなか、もはや働き方改革を推進しなければ企業は生き残っていけない。

 前向きな労務管理の改善で他社と差別化を図り、企業ブランドを向上させ、社会から選ばれる会社になることが必要な時代である。中小企業支援にSDGsの視点を取り入れ、顧問先・地域社会・将来世代にとって良い持続可能な経営支援を行っていきたいと思う。また、弊事務所自体も「やらまいか企業」として責任感とプライドを持ち、労務管理で企業を元気にし続け、ホワイト企業の増加と企業ブランドの向上、そして地方創生に貢献できるよう全力で尽力していく所存である。

社会保険労務士法人 村松事務所 代表社員 村松 貴通【静岡】

【公式webサイトはこちら】
https://www.muramatsu-roumu.jp/

令和元年12月23日第3238号10面 掲載

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