【今週の労務書】『図解で分かる職場のハラスメント対策 いちばん最初に読む本』

2019.07.27 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

プライバシー保護伝える

 ハラスメントについて、図表を豊富に用いながら平易に説明しているのが本書。何が該当するのか、どのような制度を構築し運用すれば良いのかを短時間でつかむことができる。

 たとえば、相談窓口の運営に関して、相談者、行為者、目撃した第三者に対し、相談担当者が何をどのように聞くべきかを解説。相談者に問題行為の頻度や期間などを尋ねるほか、第三者には、プライバシーが厳重に守られていることを伝えたうえで、客観的に事実を述べてもらう必要がある。相談担当者自身の心身の健康を保つため、カウンセラーの支援を受けるなど、1人で抱え込まないようにすることも大切という。

 判例解説も掲載し、指導や懲戒処分について、裁判所がどこまで認め何を認めなかったかを細かく説明した。

 (山田芳子著、アニモ出版刊、TEL:03-5206-8505、1600円+税)

Amazonで購入する 楽天ブックスで購入する

関連キーワード:
令和元年8月5日第3219号16面 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。