固定残業分超える労働に残業代支払わず 電気通信工事業者を送検 伊万里労基署

2019.04.22 【送検記事】
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 佐賀・伊万里労働基準監督署は時間外・休日労働に対する割増賃金の一部を支払わなかったとして、電気通信工事業者と同社の代表取締役を労働基準法第37条(時間外、休日及び深夜の割増賃金)違反の疑いで佐賀地検武雄支部に書類送検した。

 代表取締役は平成28年11月1日~29年3月2日までの間、労働者3人に時間外労働に対する割増賃金の一部を支払わなかった。また、労働者2人に28年12月1日~29年2月28日までの間、休日労働に対する割増賃金の一部を支払わなかった。不払い総額は9万8397円となっている。

 同社は一定の時間の時間外・休日労働に対する割増賃金を毎月定額として支払う、いわゆる「固定残業代」を採用していたが、固定分を超えた労働時間に対して割増賃金を支払っていなかった。同労基署は支払うよう行政指導したが是正せず、送検に至った。代表取締役は容疑を否認しているという。

【平成31年3月27日送検】

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