【安全衛生・お薦めの一冊】『社労士事務所に学ぶ 中小企業ができる「働き方改革」』

2018.04.25 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

残業時間を見える化

弊社サイトにリンクします

 「働き方改革」といわれても、特に中小企業では何から手を付けて良いのか戸惑うだろう。本書は、そんな経営者、マネジメント層向けに書かれた手引きだ。著者の会社で試みた数々の実践例とその効果には説得力がある。

 まず、著者は「働き方改革」の土台が「長時間労働の是正」にあることを強調する。そして、中小企業が本気で取り組むのであれば、業務を効率化するためのシステムの変更や新システムの導入が必要と説く。

 著者の会社では、基幹業務システムを完全クラウド化(インターネットなどを通じて外部のクラウドサービスを利用)。併せて、残業時間の「見える化」に寄与する「退社時刻宣言ボード」を設けた。各自がパソコンのモニターにクリップで「18:30までに退社します」などと掲示するもので、宣言した本人は業務量などを把握でき、周囲にも好評だという。

(堀下和紀著、労働新聞社刊、TEL:03-5926-6888、A5判、150ページ、900円+税)

平成30年5月1日第2305号 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。