現場の実例をヒントに

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　日本の生産現場に馴染み深い「改善」。推進者は日々、職場改善のために工夫を凝らしている。本書は、職場改善の指針として、３Ｓやミスの削減、工具・治具・道具を使いやすくするためには、ケガ・事故の予防など10領域、66項目の確認事項を「アクションチェックリスト」としてまとめている。

　アクションチェックリストとは、問題点の洗い出しだけでなく対策までをチェック内容に盛り込んだもの。例えば「通路と作業場所が仕切りやマークなどではっきり区分されている」という項目が「いいえ」だったら、項目で示された内容を目指して改善を進めていくことになる。

　チェック項目と併せて企業の改善事例をカラー写真で掲載しているので、具体的な改善策として取り入れやすい。職場改善のヒント集として手元に置いておきたい。

（神代雅晴編著、中央労働災害防止協会刊、TEL：03-3452-6401、Ａ５判、104ページ、1100円＋税）