【今週の労務書】『無印良品の、人の育て方 ”いいサラリーマン”は、会社を滅ぼす』

2014.08.18 【書評】

「何とかする力」引き出す

Amazonにリンクします

 本書は、㈱良品計画会長である著者が、快進撃を続ける無印良品ブランドを支える社員の教育について独自手法を開陳した指南書。社員の「何とかする力」と「やる気」を引き出す秘密を明かしている。

 「人は修羅場で育つ」というのが著者の基本的考え方。常に社員に高めのハードルを設けているが、その代表例が「異動」。本人希望を尊重しつつ頻繁に異動を行うことで、常に新しいチャレンジを経験させる。

 その土台として、どの部門に誰が配属されても、その日から仕事ができるようすべての仕事がマニュアル化された膨大な基準書が整備されている。「人の性格は変えられないが行動は変えられる」など示唆に富む提言も多い。すべての経営者、管理者に育成のヒントを与える一冊。

(松井忠三著、角川書店刊、TEL:03-3238-8555、1300円+税)

ジャンル:
掲載 : 労働新聞 平成26年8月18日第2981号16面

あわせて読みたい

ページトップ