【今週の労務書】『ベーシックテキスト 人材開発論Lite』

2023.11.18 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

モデルを手早く概観

 従業員等の学習に関する理論やモデルを、平易に解説した入門書である。人事担当者などが情報を見聞きするなかで目にする理論について、概要を手早くつかめる。

 個人に関する理論では、職場学習論や心理的安全性、メンター制度などを解説した。たとえば職場学習論では、学習者が職場の上司や同僚などから受ける支援として、心の支えになるといった精神支援、本人にはない知識を提供するなどの業務支援、内省支援を挙げる。上司からの精神支援や、同僚からの業務支援が能力向上に資するとした。加えて、学習の促進には、お互いに助け合うという「互恵的規範」と、成功・失敗にかかわらず「経験談の共有」が有効としている。

 組織の学習関係では、研修の設計方法などを紹介した。

(松本 雄一 著、同文舘出版 刊、税込2750円、TEL:03-3294-1801)

Amazonで購入する 楽天ブックスで購入する

令和5年11月20日第3425号16面 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。