【今週の労務書】『テレワーク制度のブラッシュアップ』

2023.06.17 【書評】
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廃止の前に見直し検討

 副題は「導入・見直しのポイントと労務管理」。特定社会保険労務士の筆者が、新型コロナウイルス感染症収束後のテレワークについて、導入から終了に至るまで解説する。

 テレワーク制度の廃止に関しては1章を割いた。廃止の場合は、資料に基づいて理由を明確にし、合理性が認められるか判断する必要がある。勤務規定で従業員のワーク・ライフ・バランスを目的としている場合、コロナ収束やワクチンの普及を理由とすることは難しいと注意を促す。

 本書ではテレワーク廃止の前に運用方法の見直しを勧めている。見直しのポイントについて、規定例を交えながら解説する。コロナ収束に伴いテレワークの廃止を検討している企業においては、参考になる一冊だろう。

(毎熊 典子 著、中央経済社 刊、税込2860円、TEL:03-3293-3381)

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令和5年6月19日第3405号16面 掲載

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