【安全衛生・お薦めの一冊】『人事担当・管理職のためのメンタルヘルスの教科書』

2022.09.27 【書評】
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トラブル回避へ基本学ぶ

 「私が病気になったのは仕事が多過ぎたから」という理由で裁判を起こされたり、多額の慰謝料を請求される時代となった。企業が従業員の体調管理を行うのは当たり前で、精神面をフォローする「メンタルヘルス・マネジメント」に取り組む必要があると産業医の著者は指摘する。

 本書はメンタルヘルス対応の基本を学ぶためのもの。「企業におけるメンタルヘルス・マネジメントの必要性」「従業員がメンタルヘルス不調になったときすべきこと」「休職期間中にすべきことと復職に向けて」「『復職可』の診断が出たら」「復職後のフォローアップと再発予防」の全5章で構成している。

 著者は「現場の管理監督者と人事労務担当者の連携」がメンタルヘルス・マネジメントに欠かせないという。さらに、上司の従業員に対するマネジメント意識が肝心であり、人事は支援体制を整備することが重要としている。

 従業員とのトラブルを避けるためにも一読しておきたい。

(清水隆司著、総合法令出版刊、TEL:03-5623-5121、四六版、254ページ、税込1650円)

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2022年10月1日第2411号 掲載

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