【今週の労務書】『「日本版ジョブ型」時代のキャリア戦略 38歳までに身につけたい働き方のかたち』

2021.09.25 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

主体的なキャリア形成へ

 職務に対する合意を前提とする海外のジョブ型雇用では原則、職務がなくなった時点で雇用解消となる。一方で新卒一括採用を基本とするメンバーシップ型雇用は、日本の厳しい解雇規制に結び付いてきた。では日本でも「ジョブ型」が取り入れられた暁には、大量のリストラが? 本書はそうした疑問を解消するべく、現状を客観的に解説するとともに、時代に即したキャリア形成のヒントを提供する。

 著者が「日本版ジョブ型」への変革において注目するのは、雇用よりも人材マネジメントの変化である。メンバーシップ型雇用に付随する企業の強い任命権により当然のものとされてきた「会社任せのキャリア」が無用となり得る時代に、主体的なキャリア構築の手引書として定番の一冊になるだろう。

 (加藤守和著、ダイヤモンド社刊、TEL:03-5778-7240、税込み1760円)

Amazonで購入する 楽天ブックスで購入する

関連キーワード:
令和3年9月27日第3322号16面 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。