【今週の労務書】『従業員エンゲージメントを仕組み化する スキルマネジメント』

2023.04.08 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

上司に依拠せぬ育成へ

 著者によるとスキルマネジメントとは、「従業員の能力開発と会社の方向性をすり合わせ、個々が自律的にキャリア形成する、従業員目線による新たなマネジメント手法」。特定の人(上司など)に依拠しない人材育成のシステムを指す。

 会社がすべきはスキルマップやキャリアマップの作成などとなっている。一方、社員一人ひとりは、それらをもとに身に着けるべき能力は何かを考えて行動し、随時振返りを行って修正を図る。行動とその修正のサイクルを繰り返すなかで社員は育っていく。

 深刻な人手不足のなか、指導役を確保したり、管理職が部下の育成に時間を割くことは容易ではない。プレイングマネージャーが増えたからこそ、生まれた考え方か。

(中塚 敏明 著、クロスメディア・パブリッシング 刊、税込1958円、TEL:03-5413-3140)

Amazonで購入する 楽天ブックスで購入する

令和5年4月10日第3396号16面 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。