【安全衛生・お薦めの一冊】『震災復旧・復興作業の安全衛生ハンドマニュアル』

2011.08.01 【書評】
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被災現場で安全確認を

 東日本大震災の被災地では、急ピッチで復旧・復興工事を行っているが、これまで経験のない地震、津波によって破壊された建築物のガレキや有害物質のため、慎重な作業が求められている。

 本書は、復旧・復興工事の作業者やボランティアの人が作業を行ううえで守ってほしい事項をまとめたもの。「作業を始める前に」「作業の基本」「作業に必要な服装・保護具」「作業場所で予測される災害」の4章で構成しており、イラストを多く使って、分かりやすく解説した。

 内容の一例をあげると、「作業場所で予想される災害」では釘などによる踏み抜きを挙げており「踏み抜き防止用安全靴の着用」「長靴の場合は踏み抜き防止用中敷きの装着」を求めている。

 蛇腹式のポケットサイズなので、現場で取り出して、すぐに確認ができる。復旧作業に就く前には、ぜひとも読んでおきたい。

(復旧・復興作業安全教育検討委員会編、労働新聞社刊、TEL:03-5926-6888、蛇腹式、300円)

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平成23年8月1日第2143号 掲載

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