【今週の労務書】『職場で取り組む予防・対策 ハラスメントの正しい知識と対応』

2021.06.26 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

“オワハラ”などにも言及

 主に労務全般の対応を務めている弁護士である著者が、ハラスメントについて網羅的に解説しているのが本書。序盤では、基礎知識として各種ハラスメントの違法性や判断基準を説明し、後半には多くの詳細な事例を掲載した。

 事例では該当性への評価プロセスを詳細に述べている。パワハラやセクハラをはじめ、アルコールハラスメント、就活終われハラスメント(オワハラ)など新しいケースについても解説を加えた。相手の自由意思を排除して飲酒を強要した場合、ハラスメントと評価される可能性があるとしている。

 巻尾には予防・解決方法を明記。1冊で基礎知識から対応策まで学べる作りとなっている。全体を通して平易な言葉を用いているため読みやすく、入門に適している。

(梅澤康二著、ビジネス教育出版社刊、TEL:03-3221-5361、税込1650円)

Amazonで購入する 楽天ブックスで購入する

令和3年7月5日第3311号16面 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。