【今週の労務書】『この1冊でポイントがわかるダイバーシティの教科書』

2015.12.07 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

「違いを認める」が基本

Amazonにリンクします

 女性や障害者など多様な人材の活用を企業に求める法整備が進む昨今、施策を実効性あるものにするダイバーシティ・マネジメントについて基本的な考え方や適切な導入手法を様ざまな状況ごとに解説するのが本書である。

 コミュニケーションがカギを握るという考えを根底に、管理者はじめ個々の社員が「相手との違いを認める」スタンスを心がけることが、多様な価値観を受容できる柔軟な組織への変革につながるとする。

 当然にも思えるが、組織風土として変えるには経営者にそれなりの覚悟が必要であろう。

 最近話題になることも多いLGBT(性的マイノリティ)の労働者との向き合い方などにも言及しており、タイムリーな話題も豊富である。

(前川孝雄・猪俣直紀・大手正志・田岡英明共著、総合法令出版刊、TEL:03-5623-5121、1500円+税)

関連キーワード:
平成27年12月14日第3044号16面 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。