『ダイバーシティ』の労働関連コラム

2024.03.09 【書評】
【今週の労務書】『はたらくみんなのニューロダイバーシティ 対話からはじまる「発達特性」あふれる組織改革論』

ジョブ型との相性良し  本書は、キャリアコンサルタントが執筆したもの。著者によれば、ニューロダイバーシティとは、マネジメントにおける発想方法の1つ。個々人の脳や神経の違いを多様性と受け入れて、広く人材を活用することで、イノベーションへとつながっていく。  平均以上に「できること」と「できないこと」を指す「発達特性」に着目している。そのうえ……[続きを読む]

2022.11.19 【書評】
【今週の労務書】『外国人材が中小企業を救う』

成長に結び付く方策伝授  外国人労働者の数・割合は年々上昇しているが、彼・彼女らを雇用し、ダイバーシティ実現にまで結び付けている中小企業はまだ少ないのではないだろうか。本書は中小企業が外国人材を採用し、成長していくための実務を解説している。  外国人材に選ばれた企業・選ばれなかった企業双方の事例を紹介しており、受入れの計画を立てる際の参考……[続きを読む]

2022.04.02 【書評】
【今週の労務書】『持続的成長をもたらす戦略人事 人的資本の構築とサステナビリティ経営の実現』

賃金停滞解決へ制度提案  持続可能なサステナビリティ経営の実現を模索する本書では、ダイバーシティの推進や賃上げを実現する人事制度など、人事の側面から解説している。  国内の賃金停滞問題を解決する提案としては、ジョブ型・マーケット型人事を紹介した。国内では組織内の評価で基本給の昇給が決まるケースが多い一方、ジョブ型・マーケット型は、外部労働……[続きを読む]

2021.08.07 【書評】
【今週の労務書】『新標準の就業規則 多様化に対応した〈戦略的〉社内ルールのつくり方』

良好なパートナー関係へ  従来の就業規則が労使間トラブルの未然防止を最優先しがちだったのに対し、本書では「良好なパートナー関係の構築」こそが“新標準”なのだと提案する。一方的に企業が有利になるようなルールであっては、優秀な人材が定着せず、むしろその意図を見破れない人材だらけの組織となり、企業は存続できないと説いている。  定めるべき事項を……[続きを読む]

2020.10.31 【書評】
【今週の労務書】『シリーズ ダイバーシティ経営 管理職の役割』

横のつながりを促す  課長以下のライン管理職に焦点を当て、企業の実施する人事施策上、何をすることが求められ、一方で何がその実行を阻害しているかを解説した。過去の多数の研究を参照しつつ、解決策を提示する。  ダイバーシティ・マネジメントの難しさの1つとして、管理職個人の持つ信念に影響される点を指摘。たとえば、仕事に全力投入する者を高く評価す……[続きを読む]

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