『定着』の労働関連コラム

2025.07.13 【人材ビジネス交差点】
【人材ビジネス交差点】カスハラ対策は記録から/㈱シンカ 代表取締役社長 江尻 高宏

 近年、顧客からの過剰なクレームや理不尽な要求が「カスタマーハラスメント(カスハラ)」として社会問題化している。東京商工リサーチが昨年8月に実施した調査によると、直近1年間でカスハラを経験した企業は19.1%に上る。さらにそのうちの13.5%の企業ではカスハラの影響で休業や退職が発生している。一方で、調査対象企業の約7割が対策を講じていな……[続きを読む]

2024.11.07 【主張】
【主張】離職防止へ工夫凝らして

 令和3年春に卒業した新規大卒就職者の入社3年以内の離職率が、就職氷河期以来の高水準に上ることが、厚労省の集計で分かった(=関連記事)。採用した企業側が有効な対策を講じなければ、以後の世代でも高い水準が続く可能性もある。人手不足のなかでせっかく採用できた人材が早期離職につながらないよう、入社者に対するきめ細やかなフォローなど、定着対策を強……[続きを読む]

2024.09.22 【社労士プラザ】
中小企業こそ人的資本経営/社労士事務所HR人事支援研究所 代表 清水 秀城

 私は開業して13年目の社労士として、中小企業の組織づくりを支援している。従業員がチームの一員として成長や達成感を感じられる職場環境を構築することをめざし、経営者の人事課題に対応している。とくに若手人材の採用や離職、管理職の育成が年々重要視されるようになっている。  現在、大企業を中心に「人的資本経営」が注目されているが、中小企業だからこ……[続きを読む]

2024.08.31 【書評】
【今週の労務書】『こうして社員は、やる気を取り戻す』

年休申請は口頭以外で  従業員のやる気向上や職場への定着について、社労士で産業カウンセラーでもある著者が解説したのが本書。社風や労働条件などに関して、1テーマごとに、社労士の目線からやる気をマイナスからゼロへ戻す方法と、心理的側面からゼロからプラスへと上げる方法を紹介している。  たとえば年次有給休暇の取得理由を聞かれると、取得のしにくさ……[続きを読む]

2024.06.26 【主張】
【主張】定着促す賃金原資配分を

 三十数年ぶりの大幅な賃上げの一方、新卒採用市場ではそれを上回る初任給の引上げが続いている。来年3月卒を対象にした本紙大卒初任給調査では、事務系総合職は25万円弱まで高まった(6月17日号1面既報)。原則として固定残業代を含む首都圏勤務時の水準を集計しているとはいえ、前年比で1万7000円を超える伸びには驚かされる。水準を引き上げた企業の……[続きを読む]

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