【安全衛生・お薦めの一冊】『コロナに負けない!建設現場の感染症対策』

2021.01.05 【書評】
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現場共有物は定期的に洗浄

 冬場を迎え、新型コロナウイルス感染者対策がますます重要になっている。本書は、大勢の作業者が出入りする建設現場での感染症予防策について、職長、作業者向けにポイントや取組み事例をまとめたもの。

 「3密」と呼ばれる密閉・密集・密接の回避では、ウェブカメラを使った遠隔での施工管理、テレビ会議の活用、危険予知や指差呼称はマスクを着用して距離を取って行うことなどをポイントに挙げている。重機や車両のハンドルや操作レバー、工具、手すり、エレベーターボタン、ゴミ箱など複数の人が触れる場所の定期的な洗浄・消毒も必要になる。

 屋内では、工事エリアの区画分け、工程分けにより少人数で作業を進める工夫、食事スペースや喫煙所のレイアウトなどを紹介している。

 新しい行動様式とともに予防についての理解も広まってきたが、重機や工具の共有など建設現場特有のリスクもある。予防策を確認しておきたい。

(清文社刊、建設業感染症対策研究会著、TEL:03-6273-7946、B5判、20ページ、170円+税)

清文社オンラインストアで購入する

2021年1月1日第2369号 掲載

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