【安全衛生・お薦めの一冊】『マンガとイラスト 労働基準監督官はどこを見る? 建設現場の臨検と安全対策』

2020.02.26 【書評】
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労基署の業務を解説

 災害が発生すると、労働基準監督署から使用停止等命令書や是正勧告書を受け、大きなペナルティとなって会社に不利益を及ぼすことになる。このような事態を未然に防ぎ、労働者を災害から守るために労働基準監督署では臨検(立入調査)を行っており、労働基準法や労働安全衛生法の違反がないかチェックをしている。

 本書は、元労働基準監督官という経歴を持つ筆者が、どの点に注目して臨検を行うのかを解説。そのときの指導から読み取れる危険ポイントや建設現場で発生しやすい墜落・転落、飛来・落下物、重機災害の安全対策の進め方を分かりやすく説明している。また、法改正や働き方改革も取り上げた。

 事業主から作業員まですべての人に読みやすいよう、マンガとイラスト中心の構成になっている。安全大会の配布資料としても最適な一冊。

(村木宏吉著、清文社刊、TEL:03-6273-7946、B5判、40ページ、200円+税)

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2020年3月1日第2349号 掲載

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