効率化意識で 過労死防止を 埼玉労働局
2020.01.26
【監督指導動向】
埼玉労働局は11月27日、過労死等防止対策シンポジウムを開催した。
企業による事例報告として、三州製菓㈱(埼玉県春日部市、斉之平伸一代表取締役社長)が登壇した(写真)。
同社は残業申請制度の導入で残業時間削減につなげている。当日に行うべき仕事であるかを所属長が事前に確認してから残業を許可することで、仕事の優先順位を決めて効率的に仕事を進める意識が浸透した。
同社が配布する手帳に全社員の年次休暇取得予定を明記し、あらかじめ把握する制度も取り入れている。お互いの休暇予定日を把握し、計画的に仕事を進めることが可能になった。事前計画によって仕事を効率化したことが、残業削減につながっている。