心を無にして真意くみとる/菊池社会保険労務士事務所 菊池 秀淑

2012.03.19 【社労士プラザ】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

 私が独立したのは、1997年8月のことだった。飛込みの営業からはじめたのだが、営業先の社長とお話をさせていただく中で、基本的な事務所運営の方向性が少しずつみえてきた。

 それは、次の3項目である。「創造(人材の新しい価値創造)」、「不断の改善(絶えず進化していく…おごらず、現状に甘んじない)」、「法律の活用(事業発展のため、法律を使いこなす)」。

 そして私自身が生きていく上でのモットーを、様ざまな書物をとおして自身の中に取り込み、社会保険労務士の業務に生かしてきた。そのモットーとは、①上善水如、②無為自然、③人事を尽くして天命を待つの3つである。①と②は老子の言葉からいただいた。

 実務上の話としては、仕事は何よりもお客様のニーズから発生するものであり、いくら良い提案をしても、お客様の心に届くものではない。お客様の真の意図をくみとり、最大限ご要望にお応えするために自分の心を無にして(無為自然+不断の改善)、ひたすらお客様の「声」を「聴いていく(傾聴)」作業の上に仕事が成り立ってきたのである。後は、とことんお客様が納得するものに仕上げていき、「評価はお客様がするもの」と、身をお客様に預ける姿勢を貫きとおしてきた(「人事を尽くして天命を待つ」だろうか)。

 最近は、社員のメンタルヘルスへの対応が増えてきている。非常にセンシティブな問題で、社員および社長双方の話を聴きながら、療養から復帰までの対応が必要である。

 ひとたび休職となれは、医療機関、ご本人、会社など様ざまな方々との協力関係が求められる。それぞれの意思確認を行いながら、職場復帰までの支援態勢を構築していかねばならない。それには、私のような立場の人間が調整役となる必要がある。こうした業務を通じて磨いてきたスキルは、人事関連のコンサルティング(賃金制度の構築、就業規則の見直し、労務問題への対応等)においても共通しているものと考えている。

 法令、判例等の知識と社会情勢の変化を読み取りつつ、お客様のニーズに即して柔軟に対応していくことで、お客様に満足してもらえる事務所として重宝していただいていると感じている。

菊池社会保険労務士事務所 菊池 秀淑【東京】

関連キーワード:
平成24年3月19日2865第号10面 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。