【ひのみやぐら】5月から熱中症対策を

2019.04.25 【社説】
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 地球温暖化はとどまることを知らない。しかも年齢が上がってくると、ますます身に堪えるようになる。厚生労働省では、職場が万全の準備を行えるよう熱中症対策の警戒を早めている。すでに本年は2月26日の段階で昨年の「職場における熱中症による死傷災害の発生状況(速報値)」を発表するとともに「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」の実施を求めた。

 平成30年の発生状況(速報値)をみると死傷者は1128人、死亡者は29人となっており、同29年と比較して死傷者数、死亡者数ともに2倍を上回る結果となった。厚労省が対策を強く呼びかけるのも無理はないだろう。また、月別の発生状況をみると5月以前でも死亡者こそいないものの熱中症に罹った人はいる。同26~30年の5年間で71人もおり、早期に呼びかける理由はここにある。5月にもなれば急に気温が上昇する日もあり、決して「まだ早い」などと侮ることはできない。

 このため、厚労省は5月1日~9月30日までをキャンペーン期間として設定し職場に強く対策を要請しているところだ。各事業場が行うべき重点実施事項としては、規格に適合したWBGT値(暑さ指数)の測定器の準備、熱への順化期間をあらかじめ見積もった作業計画の策定、通風や冷房、ミストシャワーなど設備の設置と機能の点検、休憩場所の確保、教育研修の実施、緊急時の対応などを行うこととしている。

 作業員に熱中症への意識を持ってもらおうとユニークな取組みを行っている現場も少なくない。弊誌では毎年好事例を紹介しており、昨年は、五洋建設東京建築支店を取り上げていた。現場オリジナルの法被を来て打ち水をする「涼しくし隊」は、作業員の意識高揚に一役買っている。熱中症予防には、適切な水分、塩分補給が欠かせない。一昨年に紹介した戸田建設東京支店では、よく冷えたバナナに塩を振って食べる「塩バナナ」を支給している。エネルギー補給に優れ、何といっても美味しいので好評だそうだ。過去の記事は弊社の電子版をログインして検索してほしい。

 くれぐれも「まだ5月だから大丈夫」と油断は禁物。

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2019年5月1日第2329号 掲載

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