無資格者に玉掛けさせた金属製品製造会社を「事前送検」 1年以上指導するも是正されず 大垣労基署

2019.03.01 【送検記事】
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 岐阜・大垣労働基準監督署は無資格者に玉掛け作業をさせたとして、金属製品製造業者と同社の代表取締役を労働安全衛生法第61条(就業制限)違反の疑いで岐阜地検大垣支部に書類送検した。同社では違反を理由とした労働災害は発生しておらず、いわゆる「事前送検」となる。

 同社は工作機械の部品などを製造している。代表取締役は平成30年8月8日、無資格の労働者につり上げ荷重2.83トンのクレーンの玉掛け作業を行わせた。同労基署の監督官が現場を確認した。

 同社では無資格者による玉掛け作業が常態化していた。同労基署は1年以上に渡り行政指導を続けていたが、是正がみられなかった。代表取締役は「忙しくて資格者の配置がうまくいかなかった」と供述しているという。

 労働安全衛生法は技能講習を修了した者以外に、つり上げ荷重1トン以上のクレーンへの玉掛け作業を行わせてはならないと定めている。

【平成31年2月5日送検】

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