【今週の労務書】『Q&Aでわかるメンタルヘルスと労務管理の実務』

2016.07.06 【書評】

柔軟な休職制度整備へ

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 いまや企業の必修科目となったメンタルヘルス対策について、本書は労務管理担当者が直面するであろう具体的な問題への解決方法を丁寧に解説している。

 とりわけ著者が重視するのは休職制度のあり方。労働者の勤務継続の可否を判断する時間を設け、早急な解雇などによる不要な紛争を避けるためにも、柔軟な休職システムが必要であると説く。巻末の「休職規程モデル」などは労使双方が納得できる制度を設計するに当たり大いに参考になろう。「基礎知識」として随所に掲載される労働安全衛生法などの条文も確実に押さえておきたい。

 必要な知識を網羅した本書は、労働者の心の健康を預かる管理者が携えるべき一冊といえよう。

(岡田良則著、自由国民社刊、TEL:03-6233-0786、1850円+税)

掲載 : 労働新聞 平成28年7月11日第3072号16面

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