作業場所の放射能濃度事前に調査せず 除染作業に関する監督結果 福島労働局・29年

2018.05.21 【監督指導動向】
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 福島労働局は、平成29年に実施した除染作業を行う274事業者を対象に実施した監督指導結果を公表した。放射能濃度を事前に測定していないなど、労働基準関係法令の違反があったのは121事業者だった。

 総違反件数は179件に上る。安全衛生関係は118件で、「除去対象土壌の放射能濃度を事前に調査していない」、「作業員に防じんマスクを装着させていない」、「作業員の代表者に線量計を装着させて作業員全体の外部被ばく線量を測定することとしていたが、実際にはその代表者が他の場所で就労していた」――などの違反事例があった。

 一方労働条件関係の違反は61件。「賃金台帳に労働日数と時間外労働時間数を記載していなかった」、「労働時間が1日8時間を超える場合において、1時間の休憩時間を労働時間の途中で与えていなかった」などのケースがある。

 違反率自体は減少傾向にあり、27年64.6%、28年57.5%、29年44.2%だった。

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