焼却炉の天井崩落措置講じず送検 5人が下敷きの労災で 甲府労基署

2017.10.18 【送検記事】
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 山梨・甲府労働基準監督署は、焼却炉内の天井崩落による危険を防止しなかったとして、築炉工事業者(神奈川県川崎市)と同社現場代理人を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で甲府地検に書類送検した。平成27年4月、同社労働者5人が重軽傷のケガを負う労働災害が発生している。

 同社は、笛吹市内の老朽化したゴミ焼却炉の修繕工事現場内で、労働者6人に焼却炉内部における耐熱性コンクリートの解体・張替工事を行わせていた。この時、天井部分に覆いを設け、それを鉄筋で支えるなどの天井崩落措置を講じなかった疑い。

 崩落によって労働者1人が意識不明の重体、4人が重軽傷のケガを負っていた。

【平成29年10月5日送検】

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